FT-991/FT-991A

FT-991はホームユースからアウトドアまでオールマイティにカバーする多機能機でもあり、WIRES-Xのデジタル・ノード・アクセスの操作性が良好で、かなりわかりやすくなっています。WIRES-Xノード・アクセスの入門機としても最高のマシーンです。

★ FT-991の初期設定 (必須!)
● お手持ちのFT-991のファームウェア・バージョンが最新にします。こちら
● コールサインの設定を行います。操作 : 【MENU】キー長押し⇒「MYCALL」をタップ

【参考】
C4FMではDTMFは使わないので、DTMFマイクは不要です。
FMノードをアクセスする場合は、DTMFマイクが必要です。

★  FT-991による「超かんたんアクセス法」

(1) http://jq1yda.org/i/ でアクセスできそうなデジタル運用ノード局の周波数を調べて次の操作を行う。
● ノードが運用されている周波数にあわせる。
● MODEをC4FMに切り替える。
(DSQの設定は必要なし)

(2) 「WIRES-Xモード」にする ・・・【F】キーを押して「X」キーをタップ
一瞬、電波が出た後に、ピロピロという電子音がして、Sメーター表示の下方にローカル・ノードのIDと場所(市郡区レベル)が表示されます。画面の左上に「X」のロゴが表示されれば、ノードに電波が届いて制御可能な状態です (この状態を「WIRES-Xモード」という)。

【参考】
● この操作は、ノード局を制御するためにノード局に制御信号(リクエスト)を送信します。ノード局からレスポンスがない場合は、画面が元に戻ります
● WIRES-Xモードにした段階で画面の最下部に「ALL JA-CQ-ROOM」と表示された場合には、そのまま交信できます。CQを待ち受けたりしてみましょう!

(3) 「SEARCH & DIRECT」をタップ
● 文字入力画面になります。

(4) キーボード画面の左真ん中あたりに「ID」というキーがあればそれをタップ
● 数字キーだけのキーボード画面に切り替わります

(5) ノード番号(20510)を入力して、「ENT」をタップ
● ピロピロという音がして接続される
●  最下行に「ALLJA-CQ-ROOM」と表示されれば接続完了!交信できます。

(6)  切断する
●  「DISCNCT」キーをタップすると切断されます。

●  「BACK」キーをタップするとWIRES-Xモードが解除されます。

【ヒント】
● ルームやノードに接続した状態でも、(2)以降の操作を行いほかのルームまたはノード局につなぎ直すことができます。
● ノード局側で混信がある場合には、ノード局側からの送信は行われません。
● 電波伝搬の関係でルームからの離脱操作ができない場合などでも無理して離脱操作などを行う必要はありません(そのような状況になることも想定されています)。
● プリセットチャンネル(機能)は周波数利用状況から現在のところ使われていません


【参考】 ルームやノードを検索して接続する その1

(1) 「WIRES-Xモード」にして「ALL」をタップ
● Waitingが点滅したあと、ルームとノードの一覧が表示されます。

(2) 一覧の中から接続したいルームまたはノードをタップ
● ピロピロという音が鳴れば、接続完了です。交信してみましょう!

【ヒント】
● リスト表示の順番は MENUキー⇒154 SEARCH SETUP で変更できます。

【参考】 ルームやノードを検索して接続する その2

(1) 「WIRES-Xモード」にして「SEARCH & DIRECT」をタップ
● キーボード画面になります

(2) キーボード画面の右上あたりに「DIRECT」というキーがあればそれをタップ
● アルファベットや数字を入力できるキーボードに切り替わります

● 文字入力モードになります
●  ALL を選んでもOKです。その場合(6)へ

(3) 「A」→「ENT」 の順にタッチ
● ノード局からデータが送られてきて、頭にAが付くルーム名やノードIDが表示されます

(4) 「ALLJA-CQ-ROOM」にタッチしたあともう一度タッチ
● これでALL JA CQ ROOMにつながりました.これ以降はCQを待ち受けたり、CQを出したり、知り合いをコールしてみましょう!ノード局によっては、一定時間経過後にルームから自動的に離脱します。一回PTTをONにしてすぐPTTをOFFにすれば再接続されます。

de JQ1YDA / JQ1YFU