よくある質問

良くある質問を以下に記します。
Q:「リバウンド」とは?
A:自局のノード局の送信が終了した瞬間にルームや相手局側に「一瞬の間」だけ送信してしまう現象です。ノードに使用する無線機が送信から受信に切り替わる際に一瞬だけスケルチ信号が出てしまうのが原因で、送信時にスケルチ信号が出る(HIGHになる)無線機で発生します。ノードに使う無線機を別の機種に変更するのが解決への近道です。ノード運用に実績がある機種(例:FT-7900やFTM-100D)を使うと良いでしょう。なお、FTM-400D/FTM-100DでWIRES-Xモードにしないでノードを運用した場合にも発生しますから、FMノードも必ずWIRES-Xモードで運用願います。
ALL JA CQ ROOM でリバウンドが発生してしまうノードは、多くの局に不快感を与えるほか、ルーム運用の支障になるのでミュート(MUTE)または接続制限を行います。
Q:「ループ現象」とは?
A:WiRESノード局を同じ周波数・同じトーン周波数・DCSコード(またはトーンなし)を用いて2局以上運用した場合に発生することがある現象です。英語で書くと LOOP です。他のWiRESノード局のIDが聞こえてきた場合、ループ現象が発生する恐れがあります。マイクとスピーカを近づけたときにおこる「ハウリング」と同じ原理です。これも大混乱の原因となるので、接続制限を行います。
Q:WiRESで交信した場合のQSLカードの書き方について教えてほしい
A:WiRESでの交信でQSLカードを希望される方もいます。特別局(8Jや8Nで始まるコールサインの局)がWIRESにQRVする場合には積極的にQSLカードが発行されています。
 QSLカードを発行する場合の記入方法は、衛星通信などの中継設備を利用した通信と同じです。周波数やモードは実際に自局が送受信している周波数(バンド)とモード。レポート欄は自局側での信号レベルと明瞭度(RS)を。リマークス(備考)欄は 「Via WiRES-X(できれば利用ノード番号も付記)」または「WiRES-X利用」と記入すると良いでしょう。モード欄に「WIRES-X」と記入する方もいます。これらの記入は、ノードと電波で通信している関係でレポートは59とは限らない側面もあるからです。PDNダイレクトの場合は、レポート欄はメリット表記とし(例:M5)、周波数・モードに斜線をひき、リマークス(Rmks)欄にPDNダイレクトを利用している旨を明記すると良いでしょう。
Q:ALL JA CQ ROOM は誰が管理しているの?

A:WiRESネットワークのメインサーバー運用者である八重洲無線(当時はスタンダード)が管理していましたが、その後、メーカーとの協議の結果、JQ1YDA、JQ1YFUがノード局およびルームアカウントを移譲され維持管理をおこなっていました。現在はJR0ZHMが管理チームの社団局として再編成されており、回線品質が比較的良好な長野県内で運用しています。なお、管理チーム・メンバーは匿名を徹底しており、絶対に「私は管理者」とは明かしません。もし管理者と自称したりほのめかす人がいた場合、その人は「偽者」です。

Q: ALL JA CQ ROOMにアクセスできない

A: ノード側で指定したルームに接続できなくする機能があります。まずはそれを確認願います(この機能を設定してアクセス制限されたと勘違いする人が少なくない)。それでもだめなら他のルーム(例えば #20509)に接続できるかお試し願います。問題が発生したノードに対して、20510ルーム側の設定で接続できないようにしている場合があります。
【参考】  接続できても音声がルームに流れない場合
 接続はできるが音声がルームに流れない場合、アナログFMはTSQやDCSの設定などをまずご確認願います。アクセスに使うトランシーバとノードに使う無線機のトーン周波数やDCSコードを同じものにしないと音声がルームに送信されません。
 20510ルーム側で特定のノードの音声を受け取らないようにする「Mute(ミュート)」と呼ばれる対策が取られる場合があります。次のような場合、ミュートされます。
・ユーザーからのミュート要望・苦情が複数出た場合。
・コールサインを言わない局の音声がルーム側に送信された場合。
・WiRESネットワークを利用する意思のない局の音声がルーム側に送信された場合。
・連続または頻繁にノイズや無変調がルームに送信された場合。
・いたずらや妨害を意図した送信があった場合。
・ループ現象が発生している(または発生する恐れがある)場合。
・他のシステムの ID、アナウンス、ALL JA CQ ルームを利用する意図がない交信や音声をルームに送信した場合。
・リバウンドが発生している場合
・デジタル・ノードでDTMFコマンドを送信した場合
・アナログノードでDTMFミュート機能をAudio muteに設定していない場合
・そのほか、障害が発生してそのほかの対策を採る事が難しい場合

【参考】 アクセス拒否(Refuse:リフューズ)を発動する場合

 よほどのことがない限り、ALL JA CQ ROOM側でアクセス拒否は行いませんが、あえてアクセス拒否をするのは、次のような場合です。
・ルームへの接続・切断を異常な頻度で繰り返すノード局
・ユーザーからのアクセス禁止要望が複数件出た場合
・チャット機能で不適切な文章や文字の書き込を行った場合
・チャット機能または音声で他局への誹謗、中傷、暴言などの言動がある場合
・ループ現象が発生した(または発生する恐れがある)場合
・ひんぱんにミュートや切断を行わなければならない状態のノード局
・障害が発生して切断した場合で、自動再接続機能が働いてしまうノード局
・いたずらやトラブルが発生しているノード局
・アマチュアバンド使用区分を守らず運用しているノード局(表記ミスも含む)
・放置状態で障害の発生に気がついてくれないノード局
・他のVoIPネットワークとゲートウェイを行った場合(特にEchoLink)
・当該ノード管理者よりアクセス禁止にしてほしい旨申し出があった場合
・管理チーム員でないのに自身が管理チーム員であると誤認させるような言動をおこなった場合 (管理チーム員は匿名で活動しており管理者であることを自称する者はいません)
・社会通念上不快とされる言動を行った場合
・その他、理由の如何を問わず管理チームがアクセス拒否が適切と判断した場合。

 

■ 何も問題がないはずなのに、接続できない。

ルータなどのネットワーク機器やソフトウェアの設定不備でポートが解放されていない場合はWIRES-XソフトウェアのルームリストにALL JA CQ ROOMが表示されていても接続できない場合があります。
また、表示(V)->ノード情報(N)で出てくるウィンドウに ALL JA CQ ROOM がないことを確認願います(ご自身のノードで接続したくないノードやルームがこのウィンドウで登録できます)。

Q:ALL JA CQルーム用設備や回線は?
A:光ファイバー回線を使って充分な回線スピードを確保しています。IPアドレスは動的IPを利用しています。
Q:ALL JA CQルームの利用料などはかかることはありますか?
A:WiRESネットワークやALL JA CQ ROOMはアマチュア無線の繁栄を目的に掲げたネットワークであり会費や利用料の徴収は一切ありません。
Q:ALL JA CQルームの維持費はどこから捻出しているのですか?
A:維持費は管理チームが負担しています。