全国を見渡せばジュニアハムがたくさんいるんですけど、近所にはあまりいませんよね。トランシーバの電源をオンにしても聞こえてくるのはオジサンの声ばかりで、あまり面白くないんじゃないでしょうか?
でも、ワイヤーズを使えば、全国各地に居るジュニアたちと結構カンタンに交信できるんですよ。熱心にやっている中学生のお兄さんとか(オジサンじゃないョ)もいますから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
WiRESの説明
WiRES-IIを使ってハンディ機とかでも遠くにいる友達と交信できる
WiRES-IIはワイヤーズツーと呼び、インターネットとアマチュア無線機を接続した設備(ノード局)が近くにあれば、ハンディ機などの簡単な設備で遠く離れた友達や色々な人たちと交信することができる仕組みです。
WiRES-IIはブイオーアイピー(VoIP)とよばれる「インターネットで音声データをやりとりする技術」を利用したしくみで、使い方は簡単!DTMFと呼ばれている、プッシュホンでおなじみのピポパ音をノード局に向けて送信すると、そのノード局が別のノード局ににインターネット経由でつながって、その後、つながった先のトランシーバからあなたの声が電波に乗って再送信されるしくみです(図1)。もちろん相手の声もあなたが使っているノード局のほうから聞こえてくるので、まるで、近所の人と交信しているような感じで普通に交信できます。
WiRESをつかった交信
図1 WiRES-IIを使った交信のようす
AさんとBさんは、それぞれの近所ノード局(アクセスポイント)に電波がとどけば、距離に関係なく交信する事ができます。ノード局はすでに1500局以上が開局手続きをしています。近所にノード局があればラッキー!そのノードを経由して電波が届かない所に居る友達と交信できたり、CQを出してたくさんの人と交信できるんです。
WiRESネットワーク
近所のノード局があるか調べるには、ネットで検索することができるんです。もちろんケータイでもできますけど、パソコンから見たほうが見やすいかもしれませんね。アドレスはここです。どうです?かんたんでしょ?
http://jq1yda.org/i/db/
ノード局を利用するには、DTMF信号(ピポパ音)が出せる無線機が必要です。無線機用にオプションとして売られているDTMFマイクを用意すればOK。キーバッド付きのハンディ機の場合は、そのままで大丈夫ですよ。
12