ノード局をスムースに動作させるために

設定に不備がありますと、ノイズや無変調を知らぬ間にルーム側に送信してしまい、せっかく立ち上げたノードなのに使い物にならなくなってしまいます。そこで、はやる気持ちを抑えてとにかく以下の4項目をチェックした上でルームに接続されることをお勧めします。

「トーンスケルチを利用するノード局」のための設定確認

  1. ノード運用に使うトランシーバのトーンスケルチの設定について

    アンテナをつながず、スケルチつまみを左に回しきってWiRESサーバー画面のLOCALランプが緑色に変化しないように確認・設定します。
               
    ←無信号時にノード用トランシーバのスケルチつまみを左に回しきってこのような色で表示されてしまう場合は問題があります。

    トーンスケルチは 88.5Hzを除いて、71.9Hz〜156.7Hzの範囲での設定をお勧めします。
    スケルチつまみは2時〜3時位の位置にあわせたほうが良いです。
    トーンスケルチを利用しないノードの場合、不法局の音声などをルームに送信してしまうなどの現象が発生し、スムースな交信ができなくなります。


  2. ポートは開放されていますか?

    ルータやファイアウォールの設定で40000〜50000番ポートをUDPで使えるように開放しなければなりません。もし何もしていないようであれば設定が必要です。
    開放がうまくいっていないと、他局から直接貴局あてに発信されたCHAT(メッセージ)が届かない、GET INFOという表示が出ないなど、動作が不安定になります。
    設定後は、ノードを動作させるパソコンでポートが開放されているかどうか確認できるツールを利用してチェックしてみるのも手です。
    ツールの例→ http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/net/se451563.html


    ↑ポート開放チェックソフトで確認したところ。ダメな例。


  3. ノード局の運用情報は設定しましたか?

    0510ではループ現象防止のため、運用周波数をノードオーナーが見られる形で公開するよう推奨されています。これに反した状態でループ障害がおこると高い確率でアクセス制限が付されますので念のため書いておく事をお勧めします。


    Freq、SQL Type、G.Loc欄の内容はサイトでも一般公開されます。
    Message覧はGET INFO機能などでノード運用局のみが見られる内容です。自局での利用のみを想定したノード局などで運用周波数を一般に公開したくない場合、FreqとSQL Type覧は空欄にして、Message覧に運用周波数を書いておきます。

  4. 運用周波数の利用状況は大丈夫ですか?

    ノード局を運用する周波数の利用実態をしっかりと把握したうえで運用を開始するようにします。このあたりがうまく把握できない場合には、ダミーロードや室内アンテナなどの「飛ばない」アンテナを使うなどしてアクセス可能エリアを狭くして運用するとよいでしょう。

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(0510ルームのホームページ)